Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
チベットの一休和尚
これはズクパの国に生れた気狂いという意味ですが実は気狂いではない。非常に尊いラマであって、つまり世間がいろいろの事に迷うて居るのを悟らせようというので、一休和尚のような具合に行脚していろいろの面白い事をやったのです。ですからこの人の伝記はちょうど一休和尚の伝を読むようである。チベットと日本とはもちろん人情が違って居るからそりゃ幾分か違うところもあるですが、人を笑わせるような事をして導くという点に至っては全く一致して居る。
このズク・ニョンがある時新教派のラマと道連になったことがある。その時にズク・ニョンは途に小さな石があるのを見て、その石をばわざわざ避けて遠くを廻って向うの方に行ったです。ところがまた大分大きな石に遇いました。これはぜひ廻らなくてはいけない石ですのに、さはせずしてパッと飛踰えて向うに行った。すると新教派のラマが不思議に思って「何でそんな馬鹿な真似をするのか。大きな石は廻らなくちゃあ危ないじゃないか。小さな石はヒョッと飛踰えても平気なものじゃないか。どうも馬鹿な事をする人だ」と理屈詰に問いますと、ズク・ニョンは笑って「しかしお前達の宗派のラマ達は俺のやって居る通りの事をしてるではないか。