Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
税品の徴収
地方には「ゾン」というものがある。このゾンというのは戦争の目的によって建てられたる城でありますが、普通の場合には役所として用いて居る。即ち裁判の事も警察の事もまた租税の取立ても皆此城でやるです。
そのゾンの建てられてある所はどこでも大抵登り二、三丁位の小山の頂上で、ゾンの中にゾンボン(城の長という意味、ただし俗人なり)という者が居る。日本でいえば知事のようなものです。で麦の出来る所からは麦、小麦の所は小麦、また牧畜地からはバタを取立てるという具合に、その地方地方によって税品が皆違って居る。そのゾンに集まったところの物品あるいは銀貨を中央政府に送ります。もっとも地方政府のゾンボンは中央政府から年俸あるいは月俸等を貰わない。その地方から取立てた租税の中から自分の月俸を取るです。中央政府から地方政府に対して物品あるいは銀貨を送るというような事はほとんどない。何か地方に特別の事が起って、その地方の人民が大いに困難に陥ったとかいう時分には、政府から救助金を送る事があるだけです。
その他中央政府直轄の人民は人頭税を中央政府に納めることがある。また華族及び高等僧侶の寺に属して居る人民は、その所属の華族等に税を取立てられるのはもちろんですけれど、中央政府への分は取立てられる地方もありまた取られない所もある。