Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
ところが大いに悦んでどうか私のテントの中に一遍来て下さい、お茶を上げて供養したいと思うから今日昼の御膳はここで上らずに私の所に来てくれというからそこへ参りました。すると乾葡萄など大分高価な物を沢山くれてなおその日そこで出来得るだけのご馳走をしてくれた。で、その主人が明日いよいよその川を渡って商いの都合で向うの岸に居る遊牧民の所へ共に行くということになったです。
しかるにその私の泊って居ったラマというのは実に新教派のラマで妻帯もしなければ酒も飲まないという側の清浄な方であったのでその名をアルチュ・ツルグーと言うて居る。すなわちアルチュにできたところの化身という意味です。その方がその辺での非常な美人に思われたのか、自分が思ったのか、どういう関係から一緒になったか知らんがその美人を女房としてそうして清浄な僧侶の品格を全く汚して居ったのです。けれどその人の心は余程慈悲深い寛大な人で善い方で、財産も余程あるものと見えてヤクなども五、六十疋飼ってたです。羊も二百疋あるです。大きな財産家ではないですけれどまずその位あればちょっとよい方の側で妻君もなかなか気の利いた美人です。