Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
で山のある部分は谷になって居りまして、その谷の水が両湖に通じて居りはせんかという位に見えて居る。けれども水は通じて居らんので全く別々になって居るのです。その有様を見ますに、マナサルワ湖よりラクガル湖の方がよほど水面が高いように見えて居った。後にこの両湖について聞くところによりますと、十年か十五年の間に非常な降雨があるとこの湖の水が谷を通じて一緒になることがあるそうです。その時分にラクガル湖の水がマナサルワ湖へ指して流れ込むということが証明された。そこでマナサルワ湖は嫁さんで、ラクガル湖は聟さんで、聟さんが十年か十五年の間には一遍逢いに行くというようなチベットの面白い神話のような話がある。そうしてカン・チーセ即ちマウント・カイラスの名跡誌にはこの両湖が夫婦のごとくに連なって居るということを書いてあるが、これもやはり通俗の神話から来たものらしい。
それからまただんだんラクガル湖を眺めつつ山の中を五里ばかり降って平原に着きますと、そこに大きな川が流れて居る。広さが半町余りある非常な深い川です。この川はある場所に行けばきっと幅が三町にも五町にもなって居るところがあるに相違ない。