Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
その歌はダアワが私に言った事と同じような事でございますから、ここにちょっとチベット語の経文から訳してその事を申して見ましょう。
優し美しいとおしの、姿や妖婉の女郎花、香ばしき口に妙の歌、いとも嬉しき愛の主、住むふるさとの極楽に、まされる妾の楽しみを、受け給わねば世の中に、これより上のおろかなし
という歌でありましたが、私は固より釈迦牟尼如来のように悟りを開くことが出来ないから馬鹿には相違ないが、もう一歩進んで馬鹿になってもよいという考えでその時に一意これを拒絶することに力めながらも、どうやら小説的の境涯にあるような感じが起ってむしろ娘の心を気の毒に思いました。その時一つの歌を作っておきました。
愚かにもまして愚かになりなまし
色にすゝめるさかし心を
しかるに娘はだんだんと興に乗じて自分のことを肯くようにと素振りをますます現わして来たです。その時にはちょうど親や兄弟は皆買物に行きまして、テントにおるのは私と娘だけですから、大いに時を得たりという訳でだんだんと勧め掛けた。私はその時に履を直して居ったです。履を直しつつ娘のぐずぐずいうやつを聞いて居るのです。