Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
このロボン・リンボチェについては、実にいうに忍びない妙な事が沢山ございますので、これは今日お話することは出来ませんが、余程奇態な仏法の人で恐らく今日日本の堕落僧といえどもこの人の行為を聞いたならば驚嘆せざるを得ないだろうと思うです。で私はその二方がれいれいと并べて祀ってあるということについて、実に言うに言われぬ嫌な感じがいたしました。なぜならばそのロボン・リンボチェというものは、悪魔の僧侶と姿を変えて真実仏教を紊すという大罪悪人であるからです。その祀ってある須弥壇が下に一つの幕が張ってある。その幕の中には実に尊い有難い物があるということで、一タンガー(我が二十五銭)出せば見せてやると言う。私はさっそく二十五銭払って見せて貰いました。それはいわゆる古派の開祖のロボン・リンボチェが、その土地に来てこの岩に対した姿がそのまま自然に映ったのであると言う。
もちろんチベット人はその像に瞳を据え遠慮なく凝と見るということはしない。まず活きた仏のようであるから余りに見詰めると自分の眼が潰れるというような馬鹿な考えを持って居る。私は充分に見ましたが、古代奸黜なる僧侶がその岩に彫刻をして、そうしてよい加減な絵具を付けてこしらえたものであるということがよく分った。