Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
そこで表面は法王に対し真の忠臣が思い及ばぬ程の敬礼の意を表して、いかにも忠義を尽すように見せかけて居る。
それはなかなか巧みなもので、やはり今でもそういうやつが沢山居るです。で何かちょいとした事があるか、あるいはまた己れの利益に戻るような事が起って来ると、自分一人で言っても利目がないから平生徒党を組んで居るやつが陰に陽に相呼応して、実にかかる不忠の大罪人としてはとても口から言い得ない事を言い出して、一方の忠臣を傷つけるということです。誰某は法王殿下に対して不敬を犯しました、実に不届きなやつでござるとやかましく言い立てて辜のない学者や人民を害すると言い、陰険極まる近臣が沢山あるという話です。ですから真の忠臣や人民はたまらない。こういうひどい悪魔が忠臣面をして法王を取り巻いて居るのですから、法王がちょっと御膳を上がるにも毒が入って居りはせぬかというような訳で微細の事まで注意しなければならん。実にお気の毒な事であると思う。こういう本来の悪魔が忠臣と化けて居るお揃いの宮中はです、よもやよその国にはあるまいだろうかと思ってひそかに涙をこぼしました。
「法王離宮の内殿」