Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
朝は大本堂へ行って茶はただ飲めるにしても肝腎の麦焦しはただは来ない。一月に一円三、四十銭なくてはどんな者でも腹を太らせることは出来ない。で問答修学期の間は毎日ターサンに行って茶三杯ずつ貰うてそれで昼御膳を済ますけれども、この問答修学期は一月問答をやれば一月は休み、半月やれば半月休んで復習し、かつ下調べをせんければならん。そこでこの僧侶はまた問答を習うために教師の所に通わなければならん。それは少なくとも月に五十銭ぐらいの月謝を払わなくては教えてくれる人はないです。これも余程お慈悲のある人でなければ教えてくれないですから、二円の金は大方麦焦しと修学の月謝にかかってしまうような訳。と言って自分の室内で夜分まんざら火を燃さずに居るという訳には行かないです。
夜分もやはりちょっと茶を拵えて麦焦しを喰わなくちゃあならん。ところでその茶を買う銭の出どころがない。もちろんバタなどを入れるような奢ったことは到底出来ない。ですから下等な修学僧侶は上等僧侶の飲み滓の茶を貰って来て其滓を煎じて飲むんですが、さてその煎じるところの薪即ちヤクの糞はこれまたただは来ない。一俵(およそ五斗入り)の価が三十五銭もするです。