Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
とこういう訳ですから、一番困難な問題が起って来た時分には、ネーチュンは神さんが逃げて行ってしまったというので何にも言わんでもそれで事が済むのです。実におかしくて堪らんです。
そこで心ある博士あるいは僧侶の中においても、是非善悪を弁えて居る者はひそかにその挙動の憎むべき事、その業の社会、国家を害することを悪んで、彼は悪魔である、彼は決して仏法を守る者に非ずして仏法を破壊する者であるというて大いに怒って居るです。けれども法王に至っては、富貴の子供でなくてかえって貧賤の中から沢山出て居る例もこれまであるのですから、一概に法王あるいは第二の法王まで神下しの勢力を及ぼして、この事を決定することの出来ない場合もある。現に今の法王のごときも実に貧乏の家から生れて居られるです。
第二の法王もつまらない身分、母親は唖者で父親は一体誰だか訳が分らぬ。ある隠者がその唖者と一緒になったとかあるいは坊さんが一緒になったとかいろいろの説がある。ある確実なる博士の説によると、私の居りましたセラという寺の人でメトーケーサン(菊の花)という博士があった。この人がいわゆる古教派の仏法を修めて、遂に色気狂いになって地方へ漂流して行った。