Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
殊に下顎と上顎から二本ずつ曲った美しい牙が出て居る。で麝香は臍にあるというような説がありますけれどもそうではなく、彼香は陰部即ち丸のうしろに膨れ上って付いて居るです。ですから雌にはもちろんない。
これを殺すには月の十五日に殺すと麝香が一番余計あるという。もちろんその麝鹿の大小によって幾分かその量を異にして居りますけれども、とにかく陰暦の十五日は麝香の満つる頂上だそうです。その時麝鹿のした小便を嗅ぐと非常に麝香の匂いがして居る。十六日、十七日とだんだん月末になる程、減って行くという。また月が変ると月初めからぼつぼつと殖えて、十五日になると充分満ちてしまうという訳でちょうど日に関係をして居る。ですからなるべく十三日から十五日の間に取って居るです。取るのは鉄砲で殺すのですが、しかしチベットには殺生禁断の場所が沢山あってその場所には殊にまた沢山麝鹿が居るです。
私の住んで居ったセラ大学の後ろの山などにはなかなか沢山居りました。けれどもそこは殺生禁断で、そこで鉄砲など放った分には自分の命に関わる位のものですから、誰も殺生をやらないですけれども、またなかなか賢い方法で取るです。