Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas

Aozora Bunko

なかなか上等社会だからといって黙って居る妻君はごく稀で、何事にも妻君が口を出すです。ところが夫はその口を出した事をただ諾々と肯くばかりではない、かえって夫の方から妻君の意見を尋ねるということが多いのです。

ところで上等社会の婦人は幾分か綺麗であるとはいうものの、一番お座の冷める話は、お便に行ってその儘お越しになるという秘密を思い出すと、どんな美人でも一遍に嫌になってしまうです。いったいチベット婦人は裁縫というような事は決してしないです。綴くりする位の事でもやはり裁縫師を頼んでして貰わなければならん。その裁縫師は男であって女の裁縫師はない。もちろんチベットでは機織をする女はある。また糸紡ぎをする者もある。

糸を紡ぐといったところで紡車がある訳じゃない。細い竹の棒の先に円い独楽のようなものが付いてある。その竹の棒へ練付けた羊の毛を巻いて、そうして口でもってだんだん繰出して、よい加減に長くなったところで撚をかけるという具合にして糸を拵えるのですから太い糸しか出来ない。余程鍛練して上手になった人が、まずむらのない細い糸を拵える位のもので、その細い糸といったところで紡績糸のようなものは夢にも見ることが出来ん。