Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
その男がネパールのチベット人なる自分の近辺の者及び主人などと一緒に巡礼にやって来た。ところで自分の国の方では食物が沢山あって値も安いから毎日米の飯を喰って居る。また麦も沢山ある。しかるにラサ府の方へ参りますと食物が非常に高い。高いからして、巡礼に行った者などは余り余計喰わない。いつもひだるい腹を抱えて居るところで尊いラマに逢いに行くと、ラマというのは大抵皆金満家ですから昼御膳などはなかなか立派なもので、前には乾肉の山が出来て居る位。そのほか卵製の饂飩などの御馳走で御膳を喫べるというのですから申し分はないです。
けれども自分達は石屑や小砂利の混ってある麦焦しの粉を少しばかり椀の中に入れて、それを茶で掻廻して喫べる位のもので、それも腹一ぱい喰べればいいけれども腹八分目とまではいかない。いつでも半分位で辛抱してろくに茶を飲むことも出来ず水を呑んで居るという始末。ですから赤い顔が青くなってだんだん痩せてしまう。
巡礼の痛罵 そういう風で先生達は名高い〔霊場や〕ラマ達の巡礼を済まして、ゲンパラ即ち今私の立止って居る所まで帰って来た。そこで皆の者は振返ってラサ府を望み「ああいうありがたい所へ我々が参詣することが出来て誠に結構な事である。