후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
黄金溪
千仞の雪峰より蛟龍
私はその阿弥陀如来に参拝して阿弥陀経一巻を読みそれからその寺の霊跡を尋ねて立ち出た。そこからがすなわちこの天然の曼荼羅における純粋の所であるです。その名をセルシュンすなわち
黄金溪 という。もちろん黄金があるのではないけれども実に奇々妙々な岩壁が厳然として虚空を劈くごとくに峙って居る。その岩壁の向うに玉のごとき雪峰が顔を出して居る。その姿を見るだけでも勇ましいという感に堪えんほどであるのにその碧空に峙った剣のごとき岩と岩との間からおよそ千尺位の幾筋かの滝が落ちて居る。その壮観といったら恐らく喩えようもないです。随分幅が広いのもあって沢山見えて居りましたがその内最も大きなのを選ぶと七つばかりある。その滝の形状の奇なることは
「カイラス雪峰の七滝」のキャプション付きの図
カイラス雪峰の七滝
千仞の雪峰より蛟龍 が跳って岩下に飛び降るかのごとき趣がある。あるいはまた徐々と布を引いたように落つる滝もあり蜿蜒として白旗の流れて居るようなのもある。もう私は暫くそこにじっと坐り込んでその風致を眺め、うっとりとその境涯に見惚れて茫然無我の境に入りました。で、その七つの滝を名づけて試みに雪峰チーセの七龍といったです。