후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
僧俗官吏の職務
僧俗官吏の職務 で、この百六十五名の僧侶の勅任官は平生何をして居るかといいますと、地方の知事のような者に派遣される。もっともその時は俗人一人と僧侶一人と二人ずつで出て行くです。また何かむずかしい裁判事件でも起りますと、地方へ指して僧俗組合って二人あるいは四人ずつ派遣されることもある。それは向うで取調べをして裁きを付けて来るだけの実権を持って出かけて行くのです。これまでの例によると、向うで取裁くといってもつまり賄賂の多少によって事を決するようになって居たそうですが、現今の法王はなかなか遣人で、そういう事をやって来たことが知れるとじきにその者の財産を没収し、その地位を奪い取ってしまうものですから大いに恐れて、近頃は大分によく裁断を下すようになったそうです。
しかし大事件にぜひとも法王でなければいけないとか、また大変な悪漢を重き刑罰に処するとかいう場合には、必ず法王のところに持って来るです。すると法王は其事を裁断して命令を下すのですが、こういうところから考えて見ると、法王の資格というものは余程面白いものです。いったい人を刑罰に処してあるいはこれを殺せとか、または流罪にせよとかいう命令を下すということは、政治上俗人の上からいえば当然の事で少しも不思議はないのです。