후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
露国の秘密探偵
ツァンニーとはすなわち定義を問答するという意味で、ケンボというのは教師という意味です。このツァンニー・ケンボが今の法王と非常に昵懇になり、現にツァンニー・ケンボとなったのも今より十八、九年以前の事です。すなわち法王が子供の時分から問答の遣り方を教えていって、充分法王の気に入るように仕向けて、そうして自分をして信用せしむるように充分方法を廻らしたものとみえる。なかなかの才子ではありまた度量もある人ですから、今の鋭敏な法王、常識に富んで居る法王から見ます時分には、大変立派な師匠に見えたでしょう。なぜならば外にまだ三人の問答教師はありますけれども、一番信用されたのがこの人であるからです。
しかし法王が大きくなるに従ってもはやその稽古も不必要になった。そこでこのツァンニー・ケンボは自分の国(モンゴリヤのブリヤッド)へ帰りかねて、ロシア政府からの委嘱もあったでしょう、まずこういうふうに成功したということを、いろいろの証拠物件によって証明したものとみえ、ロシア政府はそれに対して沢山な機密費を与え、ツァンニー・ケンボはまたこれを自分の用に使わずにチベットへ持って来て皆良い方法に使ったです。