후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
足芸の利用
それからその杖を楯に取って非常に力を入れ自分の身体を上へ上心にしてうんと息張ると幾分か上りましたから、今度はそろそろと荷物をこの泥の中へ引き下し背の方に手を廻して向うへ一つ投げてはまた次の残ったのを投げる。そういう具合で荷物は悉く向うの岸に投げ終ったです。それから自分の着て居る着物は濡れては居りますが、其衣も帯を解いて脱いでしまって向うの岸へ投りつけ下着もその通りに投りつけて丸裸体になりましたが、どうもその寒いことといったらないです。ところが何が役に立つか分らないもので、子供の時分に足芸の軽業を見たことがありますがあれを不意と思い出しました。
足芸の利用 さてこういう時に急いでやるときっと踏み損うからまあそろそろやるべしと考え徐かにその杖に力を籠めて自分の身体を上に上げることに掛りました。ところが注文通り斜線状になって居た身体がまっすぐになったから、そこで一本の短い杖を自分の遙か向うへ横にしてそれから後の足をその杖へ載せる程の見込をつけ、で長い杖を右の手で充分突き立てて自分の身を軽く飛び上り気味に後の足をその杖の上にふーっと載せてしっかりとその杖を踏みつけて、それと同時に後の足を上げて前の杖に乗ってある足の深く入らぬ中にひょいひょいと飛んで、自分の身体の軽くなって居るのを幸い向うの岸に訳なく飛び上ったです