후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
第三十九回 兄弟喧嘩
霊跡とお別れ
この獣は犬のような大きな奴で毛は余り深くない。それが夏の間は赤茶色で実に綺麗です。ちょうど私が見た時分にはその色でありましたが、冬になると白灰色に変ずるそうです。その灰色に変じたのは私は見たことはないですがチベット人の誰でもいう説明によるとその事は確実らしい。ところでその耳は鋭く立って居りましてその顔付の獰猛にして残忍酷薄なる様子を示して居ることは一見恐るべきもので、現に旅人でも一人位であると不意に噛みつかれ喰い殺されることもあるそうです。そういう奴が五、六疋向うの山の端にやって来たのを兄弟三人がこちらから発砲して殺したその時の顔色を見ると、非常に愉快を感じたらしく見えたです。その非常に愉快に感じて居る残忍の有様を見てこの様子じゃ人を殺して随分愉快を感ずる方であろう、こりゃどうも危ないという感覚が起って来たです。
第三十九回 兄弟喧嘩
霊跡とお別れ その翌日はやはり雪が降ったものですからそこへ泊り込みになったです。その時宿主らの連れて居る猟犬は兎狩に行って兎を喰殺して帰って来るという始末で大変に殺伐な光景が現われて来た。その翌九月十五日にだんだん東に向って波動状の山を踰えてほとんど峰の頂上に着きました。