후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
不殺生の餞別
東京で一つ大阪で一つ堺で一つです。
不殺生の餞別 東京であった事は本所の高部十七というアスファルト製造の発明人――今でも生存して居るですが――、この人は東京府下での網打の名人でこの人が網を打って廻った跡には魚が一尾も居ないというほどの評判であった。それほど上手な位ですからまた非常にすきで少し位の病気は網打に行くと癒るという。ちょうど私が出立の際、甚だ親しい信者であるからわざわざ尋ねて行ったところが何故か同氏は非常に憂えて居られた。どういう訳かと尋ねますと、何でも二歳か三歳の子供がありましたがその可愛盛りの愛児がこの間死んだので、私の妻はほとんど狂気のごとくに歎き私も漁に出掛けても少しも面白くないという愁歎話。そこで私は尋ねた。「あなたは子供を失うたのがそれほど悲しいが、もしあなたの愛児を縛りこれを殺してあるいは炙りあるいは煮て喰う者があった時分にはあなたはこれをどう思うか。」氏は答えて「そりゃ鬼です、人ではありません」という。
それから私は「そんならばあなたは魚類に対しては正しく鬼である。かの魚類といえども生命を愛むの情に至っては人間と同じ事である。