후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
五月雛の行列
その調練もごく儀式的で面白い。いわゆる人が見て戦争の危い事を知るよりは、むしろ戦争というものはこんな呑気なものか、一つやって見たいという位の面白味を感ずるです。この日まず一発の号砲と同時に兵士が繰出すので、もっとも目貫として見るべきは、釈迦堂の西の部で釈迦堂の上には法王の御座がある。
その式の挙げ方はどうかというと、まず一大隊五百名の五月の雛飾的の兵士が出て来て一通りの式をやって通り抜けると、また後から出て来て、その通りその式が済みますと、今度は本堂の中からごく綺麗な着物を着た坊主が三百人ばかり、長柄付の平太鼓、太鼓の表に龍の面の描いてある太鼓を持ち、片手に弓形の撥を持って繰出して参りまして釈迦堂の前面へ円く列ぶです。その次に出て来るのが鐃鉢を持った僧侶でその数およそ三百人ばかり、その法衣はいずれも大金のかかったもので、法衣の下に金襴のトェカー(肌着)を着けて居る者もある。実に美々しい打扮でこの時ばかりはいかに不潔なチベットの者でもその前夜から湯を沸かして身体を拭きます。
さてその太鼓隊と鐃鉢隊は二重の円列を作り、やがて一人の鐃鉢を持った隊長らしい僧侶が鐃鉢を打ちつつ踊り出すと同時に、両隊一斉に調子を合せて叩き立てるかと思うと、ウーウーウーウーと猛虎の吼ゆるがごとく酷い声で一斉に呻り立てる。