후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
血角を砕いて死す
その角は十月から十一月にかけてだんだん枯れたような状態を現わして、十二月中旬頃になると根元からポッキと落ちてしまうのです。毎年こういうような例でその角は出来ては枯れて落ち、落ちてはまた新芽を出すという実に奇態な角であるです。で、その血角を取って薬にする一番よい時季は四月か五月頃である。その時分には土民がその時を計ってからして巧みに銃殺するです。その弾丸は首筋へあててじきに殺してしまうようにしなければ、その動物を殺したところが間に合わない。
血角を砕いて死す なぜならばもしほかのところへ弾丸が中りますと、その動物は自分の呼吸のあるうちに、その頭の血角をば四辺の岩へ叩き付けて貴き血を振棄ててしまうか、あるいは土地へ摺付けてしまうか、とにかくその血角だけは必ず失くして死んでしまうです。ですから余程うまく撃殺さないとその血角を取ることが出来ない。また、宝鹿は四月、五月の間は自分の頭の血角をよく保護するためにそんなに遠いところに遊びに出ないけれども、土人は巧みにこの血角宝鹿を撃ち止めるです。この獣はごく優しい質ですけれども、尊い血の角を持って居るためにたびたび銃殺の不幸に遇うです。