후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
同胞一妻の習慣
それがちょうど七月十四日です。ここはやはりキャンチュの北岸でそこに七、八軒のテントがある。その内で一番大きいカルマという老人の家へ着きました。この辺は皆仏教信者ですから向うで疑いさえ起さなければなんの事もなく厚遇をしてくれる。私は殊にアルチュのラマから馬を送られた位ですから大いに私を厚遇してくれたです。
同胞一妻の習慣 そのカルマという人の家は実に奇態な家でチベットにはほとんど例の少ない遣り方の家でした。元来チベットでは大抵兄弟三人あっても五人あっても嫁さんは一人しか貰わんです。兄さんが嫁さんを一人貰ってその外の者はその嫁さんと一緒に居てやはり夫婦の関係になって居るです(婚姻についての面白い話は後にお話します)。いわゆる多夫一妻です。チベットの国は痩せた国ですから兄弟銘々に妻を持つことになると、財産を分配しなくちゃならんというような関係からかかる習慣が仏教の入る前から形造られて居ったように思われるです。ところがこの家には妻君が三人ある。その主人は五十位の人で一番の女房は四十七、八の盲目、次のが三十五、六の女、その次が二十四、五です。一番末の女房に子が一人ありました。