후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
関門内と追尾の危険
殊に耶蘇教の女宣教師ミス・テーラーという人がニャートン城の向うの小村に住居をして居りまして、そこにはまた荷物を取調べるところの官吏も居ります。その官吏はチベット人で私の事をよく知っている。なかなか根性の悪い男ですから油断はならぬのみならず、またミス・テーラーに付いて居る下僕もやはり私と知合の人間である。だから首尾よく関門の内に入ることが出来たところで、あるいはどういう結果を見るかも分らない。この長い間を通過する時において知って居る人に少しも会わぬということは全く望み得られない事である。
なおまたパーリー・ゾン(第一の関門)において少なくとも四、五日も抑留されますから、後から追蒐けられるという一つの困難がある。もちろん私がラサを出た日からどうしても十日後でなければ事の発覚する気遣いはない。なぜならばチベット暦の四月二十日から三十日まではラサの役人は非常に忙しくて、私の居らない事などはほとんど気の付かぬ位であろうと思われるからです。ようやく第二の法王の具足戒が済み役人達も手隙になり私のひそかに立去った事を知ったところで、どの方面へ逃げたろうかと始めて穿鑿に掛ってこちらへ追手を向けるということになるのでしょう。