후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
門前の讃辞
ところで擲った人はなぜそんなに門内に逃げ込んでじきにまたその門を締めるかというと、この人はもし其剣を投げてぐずぐずして居ると花嫁の送りの人に捉まる恐れがある。捉まると大変です、この時またチベット銀二十タンガー(元)を罰金としてその捉まえた人に払わなくちゃならぬ習慣があるものですから。そこでじきに逃げ込んでしまうのです。
「秘剣を花嫁に放擲す」のキャプション付きの図
秘剣を花嫁に放擲す
門前の讃辞 そうすると予て門内に待ち受けて居る人のいいますには「この門に対してシェッパ(讃辞)を与えよ。さすればこの門に入ることを許しましょう」という。この讃辞というのは種々の美麗なる言葉、豊富なる名詞をもって佳瑞祥富の縁起を讃説するのである。で、その花嫁の側の讃説者のいいますには「讃辞を述べようと思ってもカタ(薄い絹にて冠婚葬祭の場合の贈物)がないからどうも仕様がない」と答えますと、門内の人は門の間からカタの端切を示して「さあカタを」といってちょっと示したかと思うその瞬間に、じきに門内に引き入れてしまう。なぜこう機敏にやるかと言いますと、またこれにも理由があるので、そのカタの先を花嫁の側の人に捉えられると、二十タンガーの罰金をその握った人に遣らなければならんという奇習があるからである。