후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
氷光明徹裡の寒月
です。
自分のした罪悪のために自分の心を責められるということは実に苦しい事でありますけれども、またそれは非常に善い事でそういう風に自分の心が苦しめられますと今度は善い事をするようになりますから、懺悔したのは実に感ずべき事です。で、ちょうど十日ばかりここに逗留し、夜分などは実に素晴らしい雪と氷の夜景さえ眼を楽しましむるその中に、碧空には明月が皎々と冴え切って居るです。いわゆる
「氷光明徹裡の寒月」のキャプション付きの図
氷光明徹裡の寒月
氷光明徹裡の寒月 を見てそぞろに故郷を懐い、あるいはその凄じき清らかなる状態を想うて幾つかの歌が出来ましたが、その中の一、二を申せば
塵一つなき高原に月さえて
きよき御国の影をしぞ思ふ
草かれて尾花も萩もなき原に
やどれる月のいともさびしき
こういうような事で楽しく日を過しましたが幸いに疵も癒え眼の病もすっかり癒って身体も丈夫になって来た。それからそのアルチュ・ラマの勧めでかの白巌窟に住んで居るゲロン・リンボチェにまた逢いに行こうということになり、私の荷物と尊者に上げる供養物とを馬に載け私ども三人も馬に乗って行くという訳で、下僕が三人に馬七疋、同行六人で南の方へ指して進んで参った。