후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
親切なる喜捨金
何に使ったかというと書物を買うたりあるいは参考品を買うたりする事のために皆使ってしまったのです。御承知の通り私は喰物や着物には一向金の掛らぬ人間で、そんな物にはごく僅かほか要らぬ。酒、煙草には一文も要りませず、うまい肉を買って喰う必要もなし、その上に大抵どこへ泊っても喰物だけは人がくれることに極って居るようなものですからその点においては実に楽なんです。
だんだん使ってしまって懐にはもはや十ルピーほどしか残って居らない。「こりゃ困った。国王から書物を貰わぬでも大分に荷物が沢山になったからこれだけの金ではカルカッタに帰ることが出来ない」と思うところからカルカッタに居られる学友の大宮孝潤氏に頼んで百ルピーだけ送って貰いました。大宮君もその時には有余った金がなかったそうで、外から借入れてわざわざ送ってくれたのだそうです。まあその金で始末をしてどうにかカルカッタまで帰ることが出来たような訳です。
余事に渉りましたが、その翌十日の日でございます。ブッダ・バッザラ師といろいろ話の折に、同師が私に勧告されますには「私はむろんあなたは日本の純粋の僧侶であるということは信じて居るけれども、こういう場合に際しては外にどうもしてみようがないから、まず日本の高等官吏であるといわにゃああなたに大変な不利益を来たす。