일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면

아오조라 문고

それは故郷の親友の肥下徳十郎という人にあてて出しますので、どうかこの手紙をネパールへ持って行って郵便局で書留にして出してくれろと言って、大分にその僧侶にも金をやって持たしてやりました。余程正直らしい男でありましたが、どうなりましたか、その人に託して出した手紙は今日こちらに届いて居らない。察するに嘘を吐くような人でないことは分って居るんですから、多分その人は途中で死んだのではないかと考えられるです。その月の三十一日の午後、その僧侶の親元の宅へ来てくれと言うて馬で迎えに来ました。

その馬に荷物を載せ、自分も他の馬に乗って一里半ばかり東に行くとターミラという村に着いて其村でまた読経する事になった。その村へ乗り行く馬上で「明治三十三年も今日で終るのだが、まあ今年は大変ないろいろの困難を経てとうとうチベットの中央まで入って来た。これ全く我が本師釈迦牟尼仏の加護である」とその恩を感謝し、この後もなおいかなる艱難が起ってもあくまで進んでその艱難を切り抜けて、いささか仏法のためにする志望を完とうしたいものであるという考えを起しました。もちろんチベットでは陽暦がございませんから、その翌一月一日とても何でもないのです。