후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
第六十二回 遙かにラサを望む
未練な兵隊
そこで私共が昼飯をやって居るばかりでなく、ほかにこの山河の水で昼飯をやって居る者も大分にありました。何分ここはチベット第二の府からして首府ラサへ通ずる公道でありますから、往来の者も随分多い。そこで一人出遇ったのがネパールの兵隊で余程瓢軽な面白い男でした。それから道連れになって一緒に参ったです。
第六十二回 遙かにラサを望む
未練な兵隊 その兵士はラサ府に居るネパール公使を守護するために行って居ったんだそうです。ところが自分の阿母さんが恋しくなって一旦ネパールに帰るというのでシカチェまで帰って行ったところが、ふと自分の内縁の女房にして居るラサ府の婦人を想い出して阿母さんの方を打棄って置いてまた跡戻りをして来たという頓馬な兵隊なんです。それからいろいろ話が出て、ネパール政府はラサ府には何人兵隊を置いて居るかと尋ねますと、その兵隊を置くようになったのは今より五、六年前の事である。それまでは兵隊を置かなかったのであると言う。それはまたどういう訳かと聞くと、なあに今から十二、三年前にラサ府に大変な事が起ったという話。そのいろいろな話を約めて言いますと、ラサ府にはネパールのパルポ種族の商人が三百名ばかり居る。