후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
その形は立法三角で剣の形に似て居る。その剣は僧侶が秘密の法を封じ込んで拵えたものだそうです。
その剣を持って居る人は誰か分らないがその人らの中に居りますので、この人は花嫁の門前に到着するのを見ると、その隙を狙って花嫁の顔にその剣を投げつけると同時に、門の戸を開く者がありますので飛ぶごとくに門内に飛び入ってしまう。その人が入るや否や以前のごとくその門の扉が締められてしまう。どうもおかしなことで、花嫁の顔には赤い汁の掛って居るバタと麦焦しが細かに砕けて奇麗な着物に掛ってしまう。もっとも花嫁さんの顔は、先にもいった通り五宝布で蔽われて居るから顔にはじかに掛って居ませんけれども、沢山におカラが掛ったような風になって居る。なぜこんな奇態な事をやるかというとそれはその理由があるのです。
なぜかというと花嫁はその故郷の神様およびその家の神様の守護を失ってしまったのである。というのはお暇を貰って出て来たからです。ですから自分が花聟の家に来る時分には故郷や家の神様は付いて居らない、つまり花嫁を護る神様がないから、途中において沢山の悪魔や疫癘が付き纒うて花嫁に従い、そうして花聟の家に入って来て嫁と聟とに害を加えるようになるから、これらを追払うためにまたこれを征伏してしまうためにこの秘剣を擲つのです。