일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면

아오조라 문고

第九十六回 教育の奨励法

奨励の苛法

殊に上書文と来た日にはお経の中でも見出すことの出来ないようなむつかしい字ばかり集めることが得意で、何でも人が見て分らないような物を拵えて喜んで居る。またそういう風に学校でも教育して行くです。修辞学の中には一枚の文章を一日もかかってからして、修辞学の原書をたよりたより読まなくちゃあ分らん位むつかしい文章が書いてある。まるで符牒を書いてあるようなものがある。で世人一般に分らない字を知るのをもって教育の最後の目的として居るのですから、実に奇怪なる教育の目的と言わんければならんです。

第九十六回 教育の奨励法

奨励の苛法 そういうむつかしい修辞学を教えるのですからなかなか子供には堪えられない。ことに暗誦が主でその暗誦の文字もむつかしい。ですから容易に覚えられない。覚えられないのを奨励して覚えさせる唯一の方法はぶん擲ぐるので、それを最上の良法として用いて居る。師匠と生徒との関係はあたかも看守と罪人の関係のごとく、生徒は師匠の前に行くと始終ぶん擲ぐられはせぬかとぶるぶる慄えて、怖がって居る様は実に可哀そうなものです。

私の寄寓して居りました大蔵大臣のごときは、教育上においても余程心掛けのある人でありましたけれども、自分の家に居る子供に教える第一の方法はやはりぶん擲ぐるのでした。