후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
そのために随分金が沢山かかる。そういうようなところに多く用いられて居る。それから親任、勅任及びそれ以下の官吏にやはり年俸を与えるです。その金は僅かなもので、総理大臣その人でも年に麦が六百石内外、大蔵大臣が麦三百六十石、それもきっちり貰うかというに余程妙です。貰わずに打ち棄てて置くのもある。
私の寄寓して居った現任大蔵大臣は大蔵大臣になってからちょうどその時分が十年目位だそうでしたけれども、一石も貰わなかったそうです。「一体どういう訳か。義務的にやって居るのか、それともほかに何か収入があるか」というと、「自分の家に属してある属領から上って来る物があるからそれで沢山だ。別段に法王に御厄介をかけてそんなに沢山貰うにも及ばぬ」とこういって居るです。
しかしみんなそういうふうにやって居るかというと、「いや、きちんきちんと請求して受取る者もあるけれども、少し家の楽な者は大抵は貰わぬことにして居る」という。もっとも中にはそういうよい顔をして居って内実賄賂を沢山取る方もある。しかし私の居った大蔵大臣などは、賄賂をどれだけ持って来なければ事をせぬというような事は決してなく、ただ向うから好意上で持って来る物を請取って居られるだけで、ほかの総理大臣のように沢山取らないようでした。