후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
園遊に用うる酒
地方へ行けばいつまでも雪の積って居る所もあるが、ラサ府では決してそんな事はない。
で冬の間はいつも枯れた景色ばかりを見て居るので、人目も草も枯れ果つるばかりでなく心までいかにも生気がないような塩梅に、その楽しみがなくなってしまうです。折から野原は一時に青草で満たされ、そうしてその間に緑葉菁々と生い茂るのであるから、人の心も何となく長閑になって野外の散歩を試みずには居られない。銘々思い思いにあるいは三々伍々隊を成して、酒を入れた皮袋または酒の瓶を持って出掛けるのです。
園遊に用うる酒 その御馳走は小麦の焼麺麭、小麦粉の油揚、乾乳、乾葡萄、乾桃、乾肉の類で、その家の下僕がその食物と敷物および野辺で茶を沸かす道具などを持って行くです。で朝九時頃から出掛けて、午後四時頃あるいは六時頃までもそこで酒を飲み戯れ遊ぶのですが、その酒はネーチャン(麦酒)、ベーチャン(米の酒)を用い米酒はごく少ない。あるいは全く用いない者もあって多くはネーチャンを飲みます。この麦の酒の製法はビールなどのような訳ではなくごく単純な方法で拵えて居る。
それはまず始めに麦を煎じます。その麦も黒い儘洗いもせずじきに水を入れてよく煮たのを広げて冷す。