후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
それは私共が行って買うのではない。皮仕事をする人間が屠所へ行って買って来るのですがその皮は誠に柔い。で、その血のついてある皮で箱を包むのですが――もっともお経文は幾重にも巻いて箱の中に詰めてあるから汚れはしませんが――内皮を外にし毛のついてある方を内にしてうまく縫付けた。それが干し固まると板のように張り切ってしまうから、実に堅固な荷造りが出来るです。その荷造りのすっかり出来たのが五月二十七日です。その翌五月二十八日はいよいよその商人らも出立するということですから、その商人から馬一疋借りて、私もいよいよその商人らと共に出立することに極め、その夜大蔵大臣の宅へ訣れに行きました。
私の法衣とか袈裟とか通常の法衣類はすっかり荷物の中へ入れてしまって、どうも出すのに不便ですから、前大蔵大臣から一揃えの法衣を借り、なお大臣から餞別として百ルピー戴きました。これはつまりこれまでお世話になったところのお礼であるといってくれました。実はこっちからお礼をしなくちゃあならん位のものであるですけれども、この場合に百ルピーは私にとっては非常に役に立つのでございますから、その金を戴き懇ろに訣れを告げてその晩天和堂の宅へ帰って来ました。