후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
その杖の先には鎗のような鉄が付いて居るです。もっとも沢山雪の広く積ってある所はそれほど巌も厳しくもなし、まあ平坦になって居りますから登り易いがそうでない所は実に危ない。
そういう危ない間をだんだん登って行く間に雪に映ずる日光の反射のために眼を打たれて、その痛さが甚しいのみならずいかにも空気の稀薄なるために呼吸をすることが困難で、胸膈を圧迫されて居るのかあるいは胸膈が突き出るのか訳が分らぬが今思い出してもぞっとする位苦しかった。案内者兼荷持は「こういう急な坂ですからあまり急いで行ってもいけませんが、しかし長くここに止まって居てこの辺の悪い空気を沢山吸うと死んでしまいます」という。けだし荷持は空気の稀薄なることを知らんのです。勇を鼓して上に登れば登るほど空気が稀薄になりますので動悸は劇しく打ち出し呼吸は迫って気管が変な気合になり、その上頭脳の半面は発火したかのごとく感じてどうにもして見ようがない。もちろんその辺には水は一滴もなし雪を噛んでは口を潤しつつ進みましたけれども、折々昏倒しかかるその上に持病のリューマチのために急に足部が痛み出してほとんど進行することが出来なくなって来ました。