후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
第百五十三回 ようやく目的を達す
大王殿下の疑念ようやく解く
総理大臣の大王は私に近くその前に坐れという。私はチベット風に大王の前に胡座をかいて坐りまして中央に居られる方を見ますと、あに図らん先に私がビールガンジにおいて一人の下席大臣と思うたその人が真の国王であったので実に私は驚いたです。
第百五十三回 ようやく目的を達す
大王殿下の疑念ようやく解く 席定まって総理殿下は「一昨日話して置いた件について、あなたが秘密に私に対し最も言おうとして居るところの用件は何であるか」と尋ねましたら「私は秘密は持ちませぬ。しかし最も言わんと願うところの要件は、殿下の御親切なる取扱いによってチベット法王に私の上書を伝えられんことと、梵語仏典を与えられんことを願うの二事でございます。」大王すっかり的が外れたというような風でありました。けれどもなかなか機に応ずることの早い殿下でありますから直に、「なにゆえにチベット法王に上書するのであるか、そしてその上書の趣意はどうか一通り述べて見なさい。」
そこで私はラサにおける恩人ら下獄の伝説を述べ、ついで「その上書の趣意という、私は仏教国なる日本僧侶であってチベットに行った目的は仏道修行の外に何にもない。