후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
第三回 探検の門出及び行路
故山に別る
で、いよいよ出立するには金が要ります。私の貯金が百円余、外に大阪の渡辺、松本、北村、春川、堺の肥下、伊藤、山中等の諸氏が骨を折って餞別にくれられた金が五百三十円ほどありました。その内百円余り旅行の準備に使い五百円余りを持っていよいよ国を出立することになりました。
第三回 探検の門出及び行路
故山に別る 私がいよいよ出立の場合になると世の中の人は「彼は死にに行くのだ、馬鹿だ、突飛だ、気狂いだ」といって罵詈するものがあったです。もっとも私の面前へ来てそういう事を言うてくれた人は信実に違いないが、蔭で嘲笑って居た人は私の不成功をひそかに期して居った人かも知れないけれども、それらの人も私に縁あればこそ悪口を言ってくれたのでかえってその悪口が善い因になったかも知れない。多くの人が嘲り笑う中にも真実に私を止めた人もあります。もはや明日出立するという前晩即ち六月二十四日大阪の牧周左衛門氏の宅に居りますと大分止めに来た人がありました。
その中でもごく熱心に止められたのは今和歌山に判事をして居る角谷大三郎という人です。
「世の物笑いとなるような事をしてはならず、もはや君は仏教の修行も大分に出来て居るし、これから衆生済度を為なくちゃあならぬ。