후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
殊に今日本の宗教社会に人物のない時にわざわざ死にに行く必要がないじゃないか」といってだんだん勧められたが、私は「死にに行くのか死なずに帰るかそりゃ分らんけれども、まず私は一旦立てた目的であるからどこどこまでも成就する心算である」というと「それじゃあ死んだらどうする。成就されんじゃないか。」「死ねばそれまでの事、日本に居ったところが死なないという保証は出来ない。向うへ行ったところが必ず死ぬときまったものでもない。運に任して出来得る限り良い方法を尽して事の成就を謀るまでである。それで死ねば軍人が戦場に出て死んだと同じ事で、仏法修行の為に死ぬほどめでたい事はない。それが私の本望であるから惜しむに足らぬ」というような事で長く議論をして居りましたが、同氏はどう留めても肯かぬと見られたか若干の餞別を残して夜深に帰って行かれた。その外にもいくらとめてみてもとまらんと言って涙をもって別れを惜しんで送ってくれた信者の方々も沢山ありました。世はさまざま、六月二十五日朝大阪を出立しその翌日朋友の肥下、伊藤、山中、野田等の諸氏に見送られ、神戸の波止場から和泉丸に乗船しました。