일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면

아오조라 문고

いよいよ公道に出た

。

飛び上った時には寒くて震えて居ましたが、しかし非常に愉快でした。妙なもので子供の時に見た軽業がよい所で役に立ったものだと大いに愉快を感じたです。着物が濡れて居りますからまず絞って乾しました。なかなか乾くのを待って居られませんからとうとう濡れたままを着て、そこから公道の近所に見えて居るテントの方向に進んで行ったです。幸いそこにも巡礼者が居てその夜はそこに泊ることが出来ました。それでその翌日は

いよいよ公道に出た です。公道といえば非常に立派なようでございますが別に人が普請をして拵えたというような道ではなく、ただ通り易い所を馬や人が沢山に通ったというだけです。委しくいえば商人なり政府の役人なり兵隊なりあるいは遊牧民なりが最も多く通るために草も沢山生えて居らず石礫も少ないというだけそれを公道と呼んで居るです。沙漠の中に参りますとその公道といわれて居ったものも風が一遍吹くと足痕も何も消えてしまう。でチベットには本当の道はラサの近所に少しあるだけの事で外には道らしい道はない。皆天然に人馬の踏破した跡が道になって居るというに過ぎない。公道といえば車でも通るかというような考えもありましょうけれど、チベットでは人力車とか馬車の通るような道は一つもない。