일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면

아오조라 문고

まず山雲と戦う

六月頃になるとだんだん麦が大きくなって来ますから、霰を防ぐ必要も迫って来る訳で、そこでその堂に詰め切って毎日その守護神すなわち馬頭妙王あるいは執金剛妙王あるいは剛蓮華生等に供養をして祈祷をしますので、それが昼夜三遍ずつやって毎日毎日沢山な真言を唱えるのです。また一番よく大きな霰の降るのが不思議に麦の大分に熟して来た時分なんです。その時分になるとその修験者らは実に一生懸命になってその霰を防ぐことに従事するのです。

「修験者防霰弾を虚空に擲つ」のキャプション付きの図

修験者防霰弾を虚空に擲つ

まず山雲と戦う 時に油然として山雲が起って来ますと大変です。修験者は威儀を繕い儼乎たる態度をもって岩端に屹立します。で、真言を唱えつつ珠数を采配のごとくに振り廻して、そうして向うから出て来る山雲を退散せしむる状をなして大いにその雲と戦う。けれども雲の軍勢が鬱然と勃起し、時に迅雷轟々として山岳を震動し、電光閃々として凄まじい光を放ち、霰丸簇々として矢を射るごとく降って参りますと修験者は必死となり、今や最期と防戦に従事するその勢いは関将軍が大刀を提げて大軍に臨んだごとき勢いを示し、強くここに神咒を唱えつつ、右の手の食指を突立ててあたかも剣をもって空中を切断するように縦横無尽に切り立て、それでもなお霰弾がどしどしと平原に向って降り