후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
私はそんな事は始めは知らなかったですけれども私の名が余り高くなったものですから、神下しも自分の指示したお医者さんで病気が癒ったと言えば大いにその神下しの名誉になる訳ですから、神下しからどしどし私を指名し、あのお医者さんにかからなくちゃあこの病気は癒らないと言うてよこしてくれるようになった。私は神下しに運動したこともなければ顔を知って居る者もない。先方でも顔を知らんのに、その評判だけ聞いて私の方に振り廻して来るというのは、畢竟己れの名誉が可愛いからでございましょう。
そうなったものでございますから、政府の高等官吏あるいは高等僧官等が病気になりますと、まず神下しあるいは卜筮者に尋ねるけれども、その人らがいわゆる一時の流行で私に対して指名するものですから、やはり馬でもって私を迎えに来るです。その迎えに来るのは自分の下僕一人を馬に乗らしめ、私の乗るべき馬を一疋連れて、そうして必ずある人らの紹介状のような物を持って、また紹介状のない時分には、その主人が特に頼み入るという書面を持って出て来るんです。仕方がないからその馬に乗って出掛けて行く。で向うに着くとなかなか扱いは立派なもので、どこへ行ってもお医者さんと言えば命をあずかって居ることになって居るから待遇は誠に好くするです。