후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
その林はある大家の別荘になって居って、全く垣を廻らして中に人の入ることの出来んようになって居るのもあり、また持主がありながらごく自由に誰もがそこへ遊びに行くことが出来るようになって居るのもある。その中でも殊にいいのはキーチュ川の岸に在る林であって、その林は樹の繁って居る所もありますけれども、下は皆青芝で毛氈を敷き詰めたごとく至極美麗に見えて居る所もある。
もちろん冬の間は枯れてしまってほとんど何もないかのように見えて居るけれども、四月末から五月になりますと余程芽が出てごく綺麗になるです。殊に川端ではあるし日本でいう糸垂柳のごときものもずっと茂って居りますし、桃の樹なども随分その間にある。殊に桃の花の開く時分は余程美しい。チベットでは冬の間は枯れ果てた岩山、禿山および青味掛ったもののない、いわゆる灰色の野原ばかり見て居なければならん。冬の一番の眺めは雪の降った中に数多の鶴が逍遙して居るのを見るのですが、ラサ府では雪が降っても大抵二、三日で融けてしまう。その雪も一尺以上積もるということは稀です。ですからその綺麗な雪景色も長く見て居ることはもちろん出来ない。