일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면

아오조라 문고

です。

いなそればかりでなく国家の利益を犠牲に供しても自分一己の利益を謀るというのが、今日のチベットの多くの政治家の常である。中には真に国家を思わいでも、この国に存在して居る仏教を維持しようというために、自分の利益を犠牲に供しても尽そうという考えを持って居る人も幾分か無いではありませんけれども、私の見たところではそれはごく少数で、あるいは口でそういう事を唱えて居る者も、その実仏教そのものよりもまず己れの家を肥そうということに掛って居るのが多いです。

上の者が既にそうですから、まして下の者にいたってはますます甚しいです。ただ下の者は、自分の国は仏教があるから、尊い仏教はすなわち我が国の名物であるからこれを維持しなくてはならん、これに反対する者は誰でも殺されてしまうという位に仏教に重きを置いて居る。ですから政府が何か事をやる時分には、じきに彼は仏教に対してよくないというて、仏教を土台として他の者を攻撃する材料に使うです。

その実政府のいう事が真実チベット仏教のためになって居るか居らんかは問題外で、ほとんど政府のやることは仏教を害する方が多い位です。けれどもその政府は人民に対し仏教を云々しなければ人民を心服せしむる事が出来んものですから、政府のやることはむしろ仏教を害するのですけれども、それを知覚せずにやはり