일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면

아오조라 문고

面はごく優しく見えて居るけれども随分陰謀に富んで居る先生である。それでテンゲーリンの臣下がいろいろの事をやったに付け込んで、その主人のテーモ・リンボチェにまで累を及ぼして、遂に縲紲の中に横死するに至らしめたのである。既にシャーターが宰相に任ぜられた時分に、前の法王であったテーモ・リンボチェが、ああもう乃公の寿命もこれで極ったといったそうですが、それはつまりシャーターのために殺されるということを先見したので、不幸にしてその予言の当ったのはいかにも気の毒である。とにかくこの人はチベットではなかなか外交に力を用いて居る人物である。

内地の事ではあるが自分の敵を滅ぼすに足るだけの技倆を備えて、善にもあれ悪にもあれ残酷な遣り方で自分の望み通り敵を滅ぼしとげた位の人物であるから、外交の事に掛けても一廉の腕前があるに違いない。この人がまた非常にロシアのツァンニー・ケンボと親しいのみならず、非常にロシア政府を慕って居るところを見ると、ツァンニー・ケンボがうまくこの人を取り込んだに違いない。そこでかのビショップの法衣を貰うことも、実は外の大臣の中には知らない者もあろうし、またロシアという国は果たして立派な国であるのか無いのか分らんのに、うかうかした事をしたらば大変な事が起りはすまいかというような疑いを懐いて、実に戦々兢々