후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
シナの無勢力
として居る者があるんです。
けれどもチベットの内閣というものはほとんど決断権は宰相一人にあって、内閣員すべてが一致して事をなし遂げるということは決してない。まして個人としてはむろん自分の意見を吐くというような事は決してない。ただその先任大臣の言うことを聞いて「ごもっともでございます」というて盲従するのがつまり普通の有様であるですから、充分露国を疑って居る者もある。私はある宰相の口から内々聞いた事は、シャーターがツァンニー・ケンボと親しくすることを怪しんだことです。しかしこの宰相は法王がビショップの法衣を貰う時に、自分で拒むだけの勇気もなければまた拒んでみたところが実際行われない事を知って居るからいわなかったのでしょう。
シナの無勢力 その上まだチベットをしてロシアに頼るの心を深からしめた所以は、日清戦争以来シナの勢力が日々に衰えて、チベットの方へは全く及ばぬようになったからでもある。これまではチベットの法王が少し変った事をやるというと、シナ政府からじきに異議を唱えられ、あるいはそのシナ皇帝の命令の下に罰せらるるという虞があった。全く君と臣の関係程になって居ったです。