일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면

아오조라 문고

関門の通過と賄賂の多少

さすれば四、五日の中には出立することが出来ましょう。しかし今日早く願いを出して置かないとまた遅くなりますから今日御案内致しましょう」といって、いそいそ関所へ連れて行ってくれることになりました。

関所は城下の民家の間に建てられてありますので内に会議室らしいような所も何もない。役人は大分寄って居るらしい。その外に上の役人が沢山居るのかどうか知らぬが、十四、五人も居りました。チベットの官吏の事ですから役人が揃って居りながら、賄賂を貪るために今日も会議を開かぬ。今日もまだ開かぬというて三日も四日も甚だしきは十日も打棄てて置くのではないか。その間に絞れるだけ賄賂を絞り上げ、つまり賄賂の多少によって早く旅行券を出すとか出さぬとか極めるのであろうと思われる。

証人の案内で願書を出しますとその役人中の一番豪そうな人が「今日はむろん会議はない。いずれ明後日あたり会議を開く手続きになって居るから会議を開いた上で何分の返辞をいたす。自分で来るに及ばぬ、明後日宿の主人を聞きに遣せば分る」という挨拶。それはどういう意味かというと、明後日宿の主人を聞きに遣れば今日は通行券は遣れない、しかしこれ位金を納めれば大抵明後日集会の折に通行券が戴けるだろうというような訳で、どうしても五日位掛るそうです。