후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
一大疑獄事件
それを知りつつ出て来たのはラサ府に起ったやむを得ぬ事情のために出て来たので、私がダージリンで病気に罹ったのもそういう危険を冒したからです。チベットからは十月頃にようやく第一着の商隊がダージリンに着きました。その商隊の人の話を聞きますと、セライ・アムチーが日本人であるということが分ってこのラサ府から逃げ出し、そして一ヵ月も経たぬ中にラサ府に
一大疑獄事件 が起った。その事件はセライ・アムチーの住んで居った家の前大蔵大臣及び大臣の官邸に在る老尼僧、それからその下僕の大臣に最も親しくして居った者一人が捉って下獄された。新大蔵大臣は余り関係がないというのでその儘になって居る。それからセラ大学は閉門、ツァ・ルンバ夫婦とタクボ・ツンバイ・チョェン・ジョェも獄に下され、日々の攻苦は非常なもので誠に気の毒な事であるという風説。
なおセライ・アムチーの親しく出入りした家も穿鑿中でいつ呼び出されるか知れぬ。それがためにラサ府の人々でセライ・アムチーにちょっとでも関係のあった人は皆恐れを懐いて、隠す事に非常に尽力をしてまた賄賂が盛んに行われて居るという話ですけれども、私は考えた。