일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면

아오조라 문고

僧侶なんという者はむろん政治上の考えなどは少しもありませんから、「ツァンニー・ケンボは大変な大金持でその金をチベットの僧侶に供養する。なかなか感心な事だ、出来ない事だ」といって誉め立てる者ばかりで、ツァンニー・ケンボがその金をどこから持って来たかというような事については少しも研究しない。

ただそういうような事に少し気の付くような僧侶が念のため政府の人に聞くと、政府の人はそれについて「ツァンニー・ケンボの故郷では、皆があの人を自分の国の王様のように尊んで金を沢山上げるものだから、あんなに沢山な金が出来て来たんだ。何も不思議な事はありはしない」とこういうような説明を聞くものですから、別段僧侶だって怪しまないです。そこで誰も貰うということは余り心悪くは感じないもので、殊にチベット人は一己の利害を見ることに機敏でありますから、そういうふうにたびたび金を施してくれるのを大いに喜んで、その人の言い出す事の是非善悪に拘わらずまず盲従という仕方に至ったです。それでもってツァンニー・ケンボその人は大いにチベットで成功して来た。

一般人民の籠絡手段 ところで一般人民もやはり自分の味方にする必要がある。