후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
チベットと英国との合戦
その地は今から見てもシッキムの版図内ということはよく分って居る。けだしチベット人はもちろんシッキムを占領する権利はないけれども、もとシッキムはチベットに服従して居った国だから、英領インド政府が半分取ればこちらでも半分取る位の考えを起したかも知れぬ。無法にもシッキムの地域内に城を築いたものですから、英国政府の方でも黙っては居らない。その捫着が持ち上って遂に今より十六、七年前に
チベットと英国との合戦 が起りまして、チベット人も大分傷つき、英国兵もまた大分死傷があったようです。この時の合戦の実況を聞きますに、チベット人は大いに英兵を怖れて容易に近づかず、なるべく敵の視線を免れるように身構えて発砲して居ったそうです。もっとも地の利は充分チベット人が占めて居ったのですけれども、元来怖気が付いて居るものですから充分働くことが出来なかった。加うるにその大将あるいは参謀官というような者は、一向戦争の評定をするでもなければなんでもない。とんと平気なもので博奕ばかりやって居たそうです。
あるいは平気を装うて居たのか実際呑気であったのか分らんが、一体チベット人は何か大事に臨むとごく度量が据って居るかのように横柄くさく構えて居る風が誰にもあるようです。