후리가나로 읽는 일본 고전
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면
関長の妻君を診察す
何とか方法を運らさにゃあならんと思いました。
ところがその夜幸いに誰が連れて来たのか、どういう関係から出て来たのか分りませんが、ピンビタンの城を守って居る長官(シナの将校)の女房が診断を受けに来ました。此女はチベットの婦人でその婦人が長く煩って居るという。ちょっとヒステリーのような病気でありますが非常な美人で、なかなかシナの将校に対しては無限の勢力を持って居る。その将校は兵士に対してはもちろん命令を下す権力を持って居ますけれども、家族の中に在っては妻君が隊長で自分は兵卒となってその命令の下に従って居るという話をして居った兵士がありました。
関長の妻君を診察す それは兵士の悪口でありましょうけれども、せっかく出て来たものですから望みに応じて診て遣りまして病症の説明をして注意を加え、少しばかりの薬を遣りましたところが、私の説明が長く煩って居る容体に適中したと見えて、なるほどセラのアムチーは豪いものだと感じたか大いに悦び「何かお礼をしたいが欲しいと思う物がないか」という。何も欲しい物がないといいますと自分が家に帰って直に包物を持って来ました。
どれだけ入って居ったか知りませんが私は其包を押返して「私は明日急ぐ用事があってニャートンの方へ行かなければならぬので、ニャートンの関所で書付を貰ってこちらの関所に旅行券を