일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

河口 慧海의 チベット旅行記(チベットりょこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 531,520자 · 1042화면

아오조라 문고

高僧の臨終

日本の僧侶の中には外国布教の考えを持って居る者は沢山ありますが、チベットのごとき厳重なる鎖国においてそういう考えを懐いて居らるるというのは真に尊い事であります。こういう尊い心の方であるからサラット居士が行かれた時分にも快く仏教を教えてくれたのでありましょう。しかるに政府部内にはこの学識深遠にして道徳堅固なる尊者を嫉む者があって、何か折があればこの尊者を亡き者にしたいという考えを持って居る人も沢山あったそうです。ところへそういう風説が起ったものですからこれ幸いとその風説を元としてダージリンの方に人を派遣し、だんだん取調べさせたところが、もとより事実でもありかつサラット博士は英領インド政府の依頼を受けて行ったに違いないから事実通りに確かめられて直ちに尊者は捕えられて入獄の身となり、またサラット居士に関係のあった他の役人らも皆入獄された。で罪状いよいよ定まって尊者は死刑の宣告を受けました。それは「外国の国事探偵をその寺に住せしめてチベットの密事を漏洩したるが故に汝を死刑に処す」という宣告であります。

高僧の臨終 で、その宣告を受けて死刑に処せられた日は我が明治二十年の陰暦六月の何日であったか日は分らないが、六月の某日に同尊者はチベットの東方にコンボという国があってその国にコンボという大河があります。