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Japanische Klassiker mit Furigana

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ふうりゅうたいへいき

風流太平記

山本 周五郎

Lesen Sie 風流太平記 (ふうりゅうたいへいき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 244.473 Zeichen · 487 Bildschirme

Aozora Bunko

休之助はそう云った。正にそのとおりであろう、又平にも異論はなかった。

「黒装束で現われた人数というのは侍たちだ、屈強の若者たちが手も足も出なかったというし、やり方の巧みなことも侍に違いない」

「とすれば紀州家のですね」

「こうなればもう紛れなしだ」

きっぱりと休之助が云った。

「そんな手を使ってまで人を近づけないようにするのは、貯蔵庫のある証拠というばかりでなく、相当大掛りなもの、ことによれば砦塁のような設備があると想像することもできる、いやおれはそれが慥かだと思うんだ」

「差当り実地につきとめることですね」

「すぐやりたいんだ」

「すると古木邸のほうはもういいわけですか」

「貯蔵庫をつきとめて、そこを見張っているほうが確実だ」

と休之助は歩き出した。

「此処をひきあげて、寄宿しているという家へゆこう、支度をしているうちには三郎も戻るだろう」

又平は案内に立った。

――つなさんのことはどうするのかな。

そう思った。彼女がもし古木邸に捕われているとすれば、それを棄ててゆくのは不人情である。

――いいんですか。

と訊いてみようかと思ったが、徹之助とこの休之助の二人は、「朱雀調べ」